Published June 4, 2026 | Version v1

J-POPの数理的構造分析から悲恋小説の公式を構築する試み

Authors/Creators

  • 1. Babycure Massage Therapy Practice

Abstract (Japanese)

本稿は,J-POPの楽曲構造を数理的に記述する過程から着想を得て,悲恋小説が持つ感情的引力を概念モデルによって定式化することを目的とする.村下孝蔵「初恋」をはじめとする6曲の楽曲構造を関数として記述した結果,それらが互いに異なる数理構造(スイッチ・確率・正弦波・跳躍・符号反転・積分)を持つことが明らかになった.この多様な構造の対比によって,悲恋小説の全体構造を支配する概念モデル L(t) = K(t)・[1−D(t)]・w(t) + δ(t−t_never)・A の輪郭が浮かび上がった.各楽曲関数のパラメーターは音響解析(librosa)による実測値で裏付けられている.さらに「dK/dt ≈ dD/dt かつ読者のみが D(t) を知っている」という構造定理を提示し,ナラトロジーにおけるドラマティック・アイロニーの速度論的定式化として位置づける.

Files

論文 標準Word版.pdf

Files (478.8 kB)

Name Size Download all
md5:d0a446ab19242c023e6c5560ad751f6f
478.8 kB Preview Download